今日は、私が高校生の時の話を少し・・・
ホームページの「history」のところにも、少し書いていますが、
実は私がサックスを始めたのは、高校2年生の5月。
周りの吹奏楽部員のみんなに比べて
かなり遅いスタートでした。
でも、サックスを始めて
初日からサックスにはまってしまい、
たくさん練習しました。
朝練もして、
部活の後にも練習して、
一生懸命練習するから、
サックス吹きだった顧問の先生からは
可愛がってもらいました。
たくさん教えてもらいました。
でも、それを見て、
ひいきだと陰で言われていました。
知っていました。
悔しかったです。
だから、私は早く上手になろう、見返してやろうと、
練習を一生懸命やりました。
人間は、どれくらい吹いたら倒れれるのか?
試してみようと、
倒れるまで練習してみました。
でもなかなか人間って簡単に倒れませんでした(笑)
高校3年生になる前に、自分は音楽の道に進むと決心して、
レッスンに通いだしました。
ある日、私よりはるかに経験年数が多い吹奏楽部のエースの子と、
ソロコンクールの座を争うことになってしまい、
まさか、私が選ばれてしまいました。
私は、さらに陰で言われるようになってしまいました。
毎晩、悔しくて泣きました。
悔しかったけど、練習するしかないと思い、
必死で練習しました。
コンクールの結果は2位でした。
そのあと、大学の音楽学科に入学しました。
もうその時にいろいろ言っていた子達は、
今はなんとも思っていないと思うし、
もしかしたら、軽い気持ちだったのかもしれません。
何が言いたいかというと、
私みたいにスタートが遅くても、
今があるということです。
今思えば、始めたころは、正しい練習なんてわからないので、
「がむしゃら」な練習で
遠回りしたかと思います。
(がむしゃらが悪いことではないし、遠回りで気づくこともたくさある。)
でも、みんな、落ち込まないで、
私みたいな人もいるから。
その時は苦しかったけど、
今では、遅いスタートで、不器用だった私で良かったと思います。
なぜなら、うまくいかなくて、悩んでいる生徒さんの気持ちがわかるから。
でも、今だからわかるけど、
できれば、正しい知識と、練習方法を知って
練習してみてほしい。
だから、私は当時の私のように、
悩んでもがいている学生さんを助けたいという思いで、
教室をやっています。
もちろん大人の方も大歓迎です!
レッスン中でも、
「私、才能ないのかなあ・・・・」
っていう生徒さんいます。
私も思ってました!
今でもあります!
ずっと暗闇の、出口の見えないトンネルにいるような。
その時、何度もそうやって思いました。
トンネルを抜け出したと思ったら、
また別のトンネルに入ってしまう事もあります。
それに、音楽の道に進んでも、
学生中も、大人になった今でも
恥をかいたり、
悔しい思いをして
落ち込むことはたっっっくさんあります。
あの人、めっちゃうまい!!
って思われている人でも、
きっとそれぞれの課題があるんだと思うし、
続けている限り、新たな課題が出てくるものだと思います!
良いものが想像できているから、
それとは違う現実を知った時、
落ち込んでしまうのはよくあることだと思います。
でもそれは、自分が成長している証拠!
もがいている学生さん!!
自分を信じて、
私みたいな人もいるから!
自信を失わないで、
あきらめなければ、
気づけば、階段の高いところまで登っています、きっと!!
私もそうでしたから!
私は教室では「先生」という立場ではあるけど、
みんなと同じサックスプレイヤーの1人でもあります。
だから、落ち込むこともたくさんあるかもしれないけど、
同じサックスプレイヤーとして
一緒に階段を上っていきましょう(^-^)